STI / STD CHECK性感染症検査

性感染症検査

STI / STD CHECK

性感染症（STI/STD）検査

性感染症の多くは、感染しても症状が出にくく、知らないうちに進行してしまいます。
早期に発見し治療を行うことで、完治したり、進行を遅らせたりすることができます。
簡単な血液検査や尿検査などで判りますので、 一度検査を受けてみることをおすすめします。

性感染症（STI/STD）検査

性感染症は、セックスをはじめとする性行為によって、皮膚や粘膜を通して感染する病気の総称です。
かつて「性病」と呼ばれており、現在では「性感染症」、「STD（Sexually Transmitted Diseases）」や
「STI（Sexually Transmitted Infections）」と呼ばれています。
「コンドームを着用する」「出血の可能性がある性行為をしない」という基本的な認識があれば、
性感染症はかなりの確率で防ぐことができます。

主な性感染症と検査方法

当院では、気になる症状のある方に、保険診療にて検査を行っております。

種別 概要 潜伏期間 治療期間 検査方法
クラミジア クラミジア・トラコーマティス菌によって引き起こされる感染症です。
初期症状がでにくいため、放置すると慢性化することがあります。
男性は、排尿時に軽いかゆみや痛み、尿道から白っぽい膿が出ます。
女性は、無臭で白い粘液状のおりものが増えるといった程度で、気づかず放置しておくと、不妊症や子宮外妊娠、流産の原因になることもあります。 		1-4週間 2週間～ 尿検査／
膣分泌液検査
淋病 性行為によって感染し、淋菌によって引き起こされます。
男性の場合、排尿時痛や悪臭を伴う濃い黄色や緑色の膿が尿道から出ます。しばらくすると痛みがとれますが、尿道内に菌が潜伏したままのため、パートナーにも感染させてしまうことになります。
女性の場合は、おりもののが多くなる程度で、ほとんど無症状です。症状が進むと、下腹部の痛みや不正出血を起こします。 		2-7日 1週間～ 尿検査／
膣分泌液検査
ヘルペス ヘルペスの病変部と接触することにより発症します。
男性では亀頭部などに、女性では陰唇などに小さなブツブツができ、それが潰れて痛痒くなります。
一度感染してしまうと治りにくく、再発の可能性が高くなります。 		3-7日 症状により
異なる		 血液検査
カンジダ 体内にも存在する（常在菌）カビの一種によって発症します。
性行為が原因ではなく、体の抵抗力が落ちたときやストレスなどの体調の変化によって自然発症することがあります。
男性の場合、亀頭や包皮が赤くなり痒くなります。女性の場合、膣の中が痒くなります。 		数年 1週間～ 尿検査／
膣分泌液検査
梅毒 皮膚や粘膜の傷から、トレポネーマという菌が侵入することで引き起こされます。
潜伏期ののち、男性・女性ともに性器に痛みを伴わない小豆大のしこりができます。
約3ヶ月経つと全身・手足に小さい赤い斑点（バラ疹）が出て、発熱や関節痛の症状が出ることがあります。 		3週間-3カ月 2-3カ月 血液検査
トリコモナス トリコモナス原虫の感染によって発症します。濡れたタオルやトイレの便座などからも感染することがあります。
女性の場合、外陰部にかゆみや熱っぽさがあったり、黄白色の液状のおりものが増えたりします。男性の場合は排尿時に軽い痛みが生じますが、感染に気づかないことが多くあります。 		1-3週間 1週間～ 尿検査／
膣分泌液検査
B型肝炎 B型肝炎ウイルスの感染によって発症します。ワクチンによって予防できます。
初期は体がだるく、吐き気や頭痛、尿の色が濃くなるなどの症状が出ます。
全身に黄疸が出るようであれば入院が必要で、尿は更に濃褐色になり、醤油のような色になります。 		1-7カ月 2-3カ月 血液検査
HIV（AIDS） ヒト免疫不全ウイルスが免疫細胞を破壊し、免疫不全を起こす病気です。
AIDSが発症するまでは、外見上は健康な状態と変わりません。
発症すると、急激な体重の減少、下痢などの症状が続き、数年で死に至ることもあります。 		3カ月～数年 症状により
異なる		 血液検査